北海度星置養護学校ほしみ高等学園タイトル
 

<令和4年度学校経営方針>







・生徒の実態
・地域の特徴・実態
・保護者の願い
・関係者からの期待
 

「長期目標」  学 校 教 育 目 標

 ・憲法、教育基本法等
・新学習指導要領
・北海道教育促進計画
・特別支援教育に関する
 基本方針

一人一人の思いを大切にし、豊かに生きる力を育てる



   
目指す学校の姿
共に学び、共に育つ学校
~信頼・感動・協力~
みずから・よろこび・つたえあい目指す生徒の姿



○生徒にとって 「しっかりとした学びのある学校」  ○保護者にとって 「安心・安全で開かれた学校」
○地域にとって 「地域社会に貢献する学校」   ○職員にとって「協働しながら専門性を高める学校」

 「子どもから学び 保護者と学び 地域で学ぶ」 学校づくり 

  

学 校 経 営 ビ ジ ョ ン

◆生徒一人一人の「学び」に注目し、生徒の力を引き出し、伸ばす学校

教 育 方 針

経 営 方 針

  1. 特別支援学校高等部学習指導要領(平成31年2月告示)に則り、知的障害特別支援学校に応じた主体的・対話的で深い学びの実現に努める。
  2. 生徒の人権を尊重し、青年期の課題や個々の実態に応じた教育を推進し学習の個別化と最適化を図るための教育内容や方法の改善に努める。
  3. PDCAマネジメントサイクルを踏まえた計画的・組織的な授業改善の推進に努める。
  4. 「個別の教育支援計画」や「個別の指導計画」を基に個別の課題を明確にした指導・支援の充実に努める。
  5. 学校の教育活動全体を通じて、人を思いやる心や豊かな心情、健康で安全な生活を営む力など、豊かに生きるために必要な資質・能力の向上に努める。
  6. 保護者、関係機関、地域等と連携し、就学前から小学部、中学部、高等部、さらに卒業までの接続を考慮し、キャリア教育の視点から計画的・系統的な進路指導の充実に努める。
  7. 共生社会の礎となる交流及び共同学習を継続するとともに、地域資源を活用した学習を一層促進し、地域に貢献し、地域から期待される教育活動の充実に努める。
  1. 教職員一人一人が能力・特性を発揮し、積極的な経営参画のもとに、目標達成を目指して協働する組織運営に努める。
  2. 保護者や地域等と連携した教育活動を推進するとともに、地域の特別支援教育のセンター的役割を発揮して、地域に貢献し、地域とともに歩む学校づくりに努める。
  3. 教職員の知的障がい教育にかかる専門性、資質の向上を図るための授業改善を中心とした研修の充実に努める。
  4. 健康で安心・安全な学校生活のため、学習指導を充実するとともに、感染予防対策、環境整備、危機管理体制の充実に努める。
  5. 保護者や地域、関係機関等に対して的確な情報提供や説明等を行い、信頼関係に基づく開かれた学校経営に努める。
  6. 教職員がお互いの良さを認め合い、チームとして力を発揮するとともに、計画的な仕事の進め方により業務の効率化に努める。
  7. 教育公務員としてあらゆる人権侵害・差別のない社会の実現に寄与するという自覚と責任をもち、の服務規律の遵守に努めるとともに、服務規律の遵守に努める。
  8. 令和5年度設置に向けた学校運営協議会について、3校連携し、校内体制の整備に努める。

     

「短期目標」 今年度の重点(ほしみアクションプランR4)

◆生徒の新たな可能性を見出す専門性の高い教育の推進

教 育 の 重 点経 営 の 重 点
  1. 明確な根拠に基づく授業づくり
    ・的確な実態把握に基づく適切な課題設定がされた授業づくり
    ・学習集団に応じた協動的な学びのある授業づくり
    ・ICTを積極的に利用した授業づくり
  2. 生徒の命を守り、健康で安全・安心な生活を維持、継続するための取組の充実
    ・感染症予防のための基本的対応の実践と感染しにくい健康な身体の取組
  3. 生徒に必要な資質・能力の育成を保証する教育課程の改善・充実
    ・「資質・能力」の三つの柱に基づく教育課程の枠組みの整理
    ・中学部・中学校との教育課程の連続性を踏まえた指導の充実
    ・生徒の学びの履歴の多様化への対応
  4. 地域資源を活用した教育活動の充実
    ・交流及び共同学習の継続
  1. 生徒の健康と安全・安心な環境を確保する学校づくり
    ・感染症予防のための基本的対応の徹底
    ・人権に配慮した呼称、態度、関わり、言葉遣いの徹底
    ・危機管理体制及び防災体制の整備・充実と学校事故等の防止
  2. 学校全体がチームとなって学校経営を展開できるよう報告・連絡・相談・確認の徹底と組織対応
    ・年間計画に基づく進行管理の徹底
    ・働き方改革を意識した業務の効率化と教材研究時間の確保
  3. 授業力向上に向けた課題意識のもと、研究・研修の充実による専門性の向上及び研修結果の積極的な情報発信
    ・継続的・発展的な授業改善のための「指導計画基底ファイル」「主体的・対話的で深い学びの視点」「授業改善視点表」の活用・改善
    ・外部専門家の計画的活用
    ・ICTの効果的な活用に係る研修等の充実
  4. 教育実践のため関係機関等との連携を図るとともに、学校運営協議会も含め地域との協働体制づくりに向けた、具体的検討を進める。

 
 

  
  学級・学年・学部・寄宿舎の目標と実践   分掌・事務の方針・重点
  
   
 

ほしみ高等学園の教育課程(令和4年度)


<教育目標>

 北海道星置養護学校教育目標「一人一人の思いを大切にし、豊かに生きる力を育てる」を達成するため、ほしみ高等学園では次のように考える。 小・中学部、中学校で培った力の定着及び拡大を図り、生徒一人一人が卒業後、主体的で豊かな社会生活を送るために必要な実際的・実用的な力や態度、習慣を育成するために次の目標を掲げる。
  1. 学校生活の学びを通して、見通しを持ちながら、自分で物事を考え、判断する力を育てる。
  2. 周りの人や物事に興味・関心を持ち、自己選択を通して主体的に関わる力を育てる。
  3. 望ましい生活習慣を獲得し、身辺自立に向けて暮らす力を育てる。
  4. 自分の役割を意識し、将来地域に出て働く意欲や働くために必要な力を育てる。
  5. 周囲と協力しながら、集団の一員としての自覚行動するための力、伝える力を育てる。
      

<運営の方針>

 ほしみ高等学園における協働、協力体制(チームほしみ)を基礎(ベース)に家庭、寄宿舎、関係機関、地域等との相互理解による連携を図り、中学部、中学校からの学び(学び方や教育課程)と将来の生活との連続性を踏まえながら(学びをつなぐ、つなげる)、個別の教育的ニーズに応じた教育を推進する。
 
  1. 生徒の人権を尊重した指導・支援に努めるとともに危機管理体制の充実を図り、安心・安全の教育活動を行う。
    〈障がい者の人権 体罰・いじめ防止 危機管理 通学指導 金銭管理 適正な予算執行〉
  2. 中学部、中学校からの学びと将来の生活との連続性を踏まえた教育課程の改善・充実に努める。
    〈キャリア教育 コース制 基底ファイルの活用 主体的・対話的で深い学び 授業改善視点表の活用新学習指導要領への対応〉
  3. 個別の教育支援計画や個別の指導計画に基づく個々の教育的ニーズに応じた支援と生徒自ら課題解決に向かう主体的な教育活動に努める。
    〈自立活動の充実 ICT の活用 主体的・対話的で深い学び UD の視点での授業づくり PDCA サイクル〉
  4. 交流及び共同学習、地域資源の活用など地域と連携して教育活動を推進する。
    〈交流及び共同学習の推進 地域資源の積極的な活用・連携・地域貢献 学校運営協議会 センター的機能 情
    報発信〉
  5. 担任を中心に本人の実態や保護者の願いを考慮し、進路実現に向け、関係者が協力しながら適切な進路指導に努める。
    〈進路指導 支援会議 地域資源の積極的な活用・連携〉
  6. 諸会議の効率化、障がい特性や進路等の職員研修の充実を図り、組織的な学部運営に努める。
    〈ICT を利用・活用した仕事の効率化 コンパクトな会議 自閉症支援 進路情報など専門性の向上 明確な根拠〉
  7. 個人や組織が各々の立場や役割の特性を踏まえ、チームとなって教育課題解決に向けて効果的に取り組めるよう努める。
    〈チームほしみ 仕事に対する誇りと責任 協働 メンター研修〉
  8. 学校、寄宿舎、家庭等の連携だけではなく、医療、福祉、教育、行政等地域の関係機関との連携も大切にし、校内での指導・支援の充実を目指す。

<重点教育目標>

 「将来の生活を豊かにするために、生活の中で自分の課題や良い点に気付き、自分にあった解決方法や表現を選択し、学校生活の中で主体的に活用する力を育てる」
(良さ 自己理解・他者理解→自己選択・自己決定「やりたい」→自己表現「わかる」「できる」達成感→自己有用感・主体性「やりたい」→意思表明→「つかえた」主体的な活動の確認)


<指導組織>

 指導のねらいを達成するために、各教科等を合わせた指導及び教科別・領域別の指導において、全体あるいはグループ別に分かれて指導を行う。

<教育課程編成の基本方針>

  1. 学習指導要領に基づき、生徒一人一人の実態、特性、発達段階を的確に把握し、個に応じた指導を効果的、継続的に行う教育課程とする。
  2. 各教科等を合わせた指導(日常生活の指導、体力トレーニング、作業学習、生活単元学習」「教科別の指導(国語、数学、職業、音楽、美術、保健体育)」「特別の教科道徳、特別活動、自立活動」「総合的な探究の時間」で教育課程を編成し、社会生活に必要な知識、技能の習得及び意欲、態度の確立を図る。
  3. キャリア教育の視点から教育課程を編成し、卒業後の生活や教育的ニーズに合わせたコースを設定する。
    • ワークデザインコース(仕事)~「働くことを中心とした体験的な学習」の時数配分が多い教育課程
    • ライフデザインコース(生活)~「自己表現を中心とした体験的な学習」の時数配分が多い教育課程
  4. それぞれのコースにおいて、生徒の障害の多様化、教育的ニーズに応じた教育活動を実施するため、弾力的な扱いができるグループを編成する。
  5. 各教科、特別の教科道徳、総合的な探求の時間、特別活動(ホームルーム活動のみ)及び自立活動の総授業時数は、各学年とも1050単位時間(1単位時間は50分として計算)を標準とする。

<教育課程の全体構造>

教育課程の全体構造の図

※作 業 学 習~1学年/ライフデザインコース
※職     業~ワークデザインコース
※自立活動は教育活動全体を通じて指導する。生徒個々の自立活動の目標と各教科等の指導との関連を図りながら、効果的に指導を行う。必要に応じて個別や集団で指導を展開することができるが、通常授業の指導体制に支障がないことを前提に指導を行う。
※「国語」「数学」については、時間割上「課題学習」と表記し、教科別の指導として実施する。
※訪問教育学級の指導の形態は、各教科等を合わせた指導、教科別の指導、特別活動、自立活動とする。

<教育課程編成上の留意点>

  1. 将来の自立と社会参加を見通し、豊かに生きる力を育むため、教育的ニーズを把握し、個別の教育支援計画及び個別の指導計画を作成する。
  2. 生徒の障がい、身体面、行動面、認知面、興味・関心などの適切な実態把握を行い、個性や良さを伸ばす教育内容を計画する。
  3. 日課と学校行事の内容を整理するとともに、健康と安全に配慮し、充実した教育内容を計画する。
  4. 自立した社会生活に向けて健康の増進、体力の向上をめざす教育内容を計画する。